一般的に血圧に関しては、高い数値が続いていることの健康への影響については声高に訴えられています。
しかし、だからと言って低いからと言って問題がないと言うわけではありません。
高すぎるのも問題ですし、低すぎるのも問題です。
血圧が高い場合でも、低い場合でも、様々な症状が出てきます。
まず高い場合です。
この場合は、初期の段階では頭痛や耳鳴り、肩こりやめまいなどが起こりやすいと言われています。
また血管に高い圧力がかかり続けている状態であり、全身に血液を放出している心臓にも負担がかかっている状態でもありますから、動悸や胸痛なども症状として出てくることが多いとされています。
そこから呼吸の苦しさまで覚えるようになった場合は、症状はかなり進行してしまっていると考えられます。
高血圧になると腎臓にも負担がかかりやすくなるため、むくみが出ることも多いようです。
逆に血圧が低い場合は、心臓から送り出される血液量が著しく低下している、またその血液が全身に行き渡っていないことが考えられます。
そのため、全身の細胞が本来の働きをし辛い状態に陥ってしまいます。
ですから症状としては、めまいや立ちくらみ、倦怠感、疲労感などが代表的なものとしては挙げられます。
また気分の落ち着きがなくなる、偏頭痛を感じることもあるようです。
このように血圧が高い場合、低い場合に出てくる症状は、いずれも、それほど顕著な特徴がある症状ではありません。
ですから基本的には、家庭で血圧を計測する習慣を持ち、その上で自分の血圧数値を把握して、それを基準と照らし合わせることが必要です。
そしてその上で、極端に高すぎる、低すぎる場合には医療機関に相談することが求められますし、もし、数値に異常がなくても、これらの症状が見られた場合には、やはり医療機関に相談をすると安心です。
高血圧と診断された場合は治療薬で治療する方法があります。
高血圧ではなく、単純に偏頭痛だけあったなら、偏頭痛を治すための薬で対処することになるでしょう。
また高血圧の薬は様々ありますが中でもコバシルは高血圧の治療に使われている薬です。
高血圧になるのはアンジオテンシンIIという物質が全身の血管を縮めることで血圧が上昇します。
このアンジオテンシンIIの物質をコバシルで阻害することで血圧を下げるというわけです。
その高い効果から高血圧の治療薬で病院で使われています。
また、利尿剤を用いて高血圧の対策を行うこともあります。
一般的にフロセミドの利尿効果で血管の中の水分量を減らし、血圧を下げていきます。
このように降圧剤の中には様々な種類がありますので、高血圧でお悩みの方は病院に受診してどの薬が自分に適しているのか相談してみると良いでしょう。